ルーツを知る

エアロビクスのルーツ

歴史

エアロビクスダンスはダンス形式の有酸素運動のことです。単にエアロビクスと呼ばれがちですが、エアロビクス(aerobics)は酸素を身体に多く取り込む運動(有酸素運動)全体を示す単語です。アメリカの運動生理学者ケネス・H・クーパーのエアロビクス理論をもとにジャッキー・ソレンセンが開発したといわれています。女優のジェーン・フォンダがビバリーヒルズにスタジオ「ワークアウト」を開設したことから、1980年代に爆発的に流行することとなりました。1981年に日本に紹介されるやいなや、エアロビクスは若い女性を中心に一大ブームが起きました。アメリカでの人気は下火となりましたが、日本ではエアロビクスは今でも根強い人気があります。

特徴

エアロビクスダンスの一般的なクラス構成は、ウォーミングアップで身体をほぐし、音楽に合わせてメインパートを行います。クラスによってはその後に筋力トレーニングが入り、静的ストレッチでクーリングダウンしてしめます。このエクササイズでは下肢を動かしつづけるため、障害防止のために弾力のある床の上で行われます。大体のスポーツクラブさんはスタジオを持ってらっしゃいますよね。エアロビクスダンスの特徴としては、楽しさからくる継続性の高さと身体の様々な部位を使うことです。一般的に運動種目ごとで身体の動かし方と使用する筋肉は限定されてきますが、エアロビクスダンスでは前後、左右、上下という、三次元のすべての動きを行うことができます。身体の運動量は多くなるため、水分、エネルギーを十分補給することが大切です。

効果

・心肺機能の改善
・慢性疾患(糖尿病・高血圧症など)発症率の低下
・不安や抑うつの軽減


よくある質問

Q,
始めてはみたいんですけど、何か不安で・・・
A,
最初からうまくできる人はいませんから不安に思うことはないですよ。現在は、ベビー&ママビクス、アクアビクス、太鼓ビクス、さらには愛犬と一緒にできるものまで種類もたくさんありますし、自分の好きなものを選ぶことからまず楽しんでください。そして、新しいお友達を作りにいくんだ、という位の軽い気持ちで始めてみて始めてみるのが良いと思います。

Q,
エアロビクスに必要な道具ってあるの?
A,
跳ねたり飛んだりする場合は底の厚いエアロビクスかクロストレーニング用のシューズを用意してください。
底に衝撃吸収剤が入っているものです。また、動きやすい格好の方が大きく動けて運動効果も高くなります。最近ではおしゃれなウェアがたくさん出ていますから色々選べると思いますよ。

Q,
有酸素運動をしすぎると早く老化するって本当?
A,
たしかに有酸素運動の副産物として活性酸素(細胞やたんぱく質を破壊する性質を持つ)が近年指摘されています。ですが、活性酸素は無理をせず自分の体力、レベルにあったバランスのよい運動をする分には悪さはしません。なにごともやりすぎなければ大丈夫です。もしそれでも気になるようでしたら、抗酸化物質(ビタミンA、C、E、βカロテン、グルタチオン)を含む食物を摂取するようにすれば良いと思います。