ルーツを知る

真向法のルーツ

歴史

真向法は昭和8年ごろ、長井津氏によって創案された健康法です。若くして脳溢血で倒れた闘病生活中に、お釈迦様に向かって深く礼拝する「頭面接足礼」がヒントとなり第1体操が生まれました。その後第2体操から第4体操までが付け加えられ、真向法が誕生しました。地道に普及活動を進め、昭和44年には文部省認定の社団法人真向法協会が組織されるまでになりました。

特徴

真向法は、腰を立てて股関節を中心に身体を屈伸運動させる4つの動きで構成されています。慣れるまでは座布団を二つ折りにしてお尻の下に敷くとやり易いようです。動作は大きくゆっくりと、曲げるときには息を吐き、起き上がるときに吸うのがポイントです。反動をつけたり、身体を無理に曲げたりすると身体を痛める恐れがあるので腰痛持ち、膝痛持ちの方は特に気を付けてください。入浴後に行うと筋肉が温まって伸びやすくなっているので特に効果が見えるのでおすすめです。逆に、消化活動が活発な食後40〜50分は避けてください。

効果

・正しい姿勢を学ぶことが出来る ・体を柔軟にする ・メタボリックの対策


よくある質問

Q,
真向法って宗教なんですか?
A,
いえ、宗教とは全く関係のない純然たる健康法です。この「真向」という言葉は、「物事に対して真っ向に取り組む」とか、「人生をひた向き無心に生きる」という意味を含んでいます。よって「真向法」とは、物事に対して真っ向に取り組む、または、人生を前向きに生きるために、健全な身体と心を育む健康法と言えます。

Q,
今、治療(整体等)に通っているのですが、同時に真向法をやっても良いのでしょうか?
A,
先生によって治療方針は様々ですので、まずはかかっている先生に相談された方が良いと思います。
ただ、真向法を行い刺激を受け入れやすい身体にしながら治療を受けることで、効果が早く出る、持続するということは期待できると思います。

Q,
正座ができなくても、真向法は効果はあるのでしょうか?
A,
確かに第4体操は正座のような動きを含んでいます。しかし、痛いのを我慢して正座をしないでください。気持ちよく筋肉を動かすだけで効果がありますから、自分のできる範囲を越えないようにだけ気を付けてください。